龍は本当にいたの? -19-
カズヤが妖精さんをみえるようになったと言った翌日。学校から帰ってきたカズヤは自分の手のひらを指差して、「この子のことを思い出したの」と言ったのですーー。
カズヤから青リスちゃんとの出会いを聞いた私は、この話も全く信じられませんでした。
天国から一緒に来た動物がいるなんて、しかもそれが青いリスって。
リスは青くないし、それに、カズヤの手のひらには何もないのです。
「カズヤ、本当にそこにいるの? やっぱり、なにもみえないよ💦」
どうしたって、何も見えない。
「『ママ、みえないのー? なんでー』ってみんな残念がってるよ。」
ごめんね。見えるものなら、私だって見てあげたいんだけど……。
「青リスちゃん、ママよしよししてー! ってそこにいるよ」
それは可愛い。
よしよししてあげなきゃ。
と思った私ですが、すぐに冷静になります。いやいや、カズヤそう言いながら、本当は何もいないのじゃないの?
「青リスちゃん、ママーこちょこちょしてーだって」
あ、こちょこちょね。もう! 可愛すぎるー。
私は青リスちゃんがいるというところで指を横にフリフリ、こちょこちょしながらカズヤに聞きました。
「カズヤ昨日妖精が見えるようになったと言っていたよね? 最初みた妖精は羽のある子とキノコだったよね? ここにいる子は妖精ではないのね。」
「うん。妖精みたいな存在だけど、どちらかというと、この子は天使とか神様に近いのかな。この子すごいパワーあるからね。」
そして、カズヤは青リスちゃんまた転がっちゃったー。といいって笑っています。
なんですって、妖精がいて、パワーのある動物がいて、そして、今サラリと天使や神様に近いって言ったよね?
前日に続き話すぶっ飛びな内容に、カズヤは本当におかしくなってしまったと不安になります。
そして、私はふとあることを思い出してカズヤに聞きました。
「カズヤまさかと思うけど……、昨日から龍がみえたりとか、してないよね」
「あ、いるよ! 龍のタイムくんでしょ? 最近みえないと思っていたけど、いたんだね。僕、園でよく一緒に遊んでいたよね。昨日お腹がすいたーって言ってきたのはタイムくんだったよ。」
ああ、なんてことになっているんだろう。
だって、タイムくん。それは私の妄想キャラクターのハズだったのです――。
🐿🍄✨✨ここふし雑談部屋🐿🍄✨✨
青ちゃん「ママぁ、ブログおつかれさまぁー」
マリー「ありがとう。青ちゃんも校正お疲れ様」
カズヤ「今日はママがどうやってブログを書いているかお話しするのが面白いかな?」
青ちゃん「カズヤかしこーい」
マリー「そうだね。それは大切な話かも」
カズヤ「ママは僕が妖精さんたちのことを話しはじめてから、その話をノートに残していたんだよね。」
マリー「そうなの。私の汗と涙の結晶が……」
青ちゃん「ママすてきー」
カズヤ「ぼくのイラストやママのイラストも沢山あって今みても面白いんだよね。」
マリー「そう。カズヤの話を聞きながら私が絵を書くこともあったよね。しかし、お見せできるものじゃないので封印!」
青ちゃん「えー!みんなにもみせてほしいのー」
マリー「だめー」
カズヤ「ママの絵みたいに、中にはブログだめな子もいて、ママがある程度書いたものを更にみんなでチェックするんだよね」
マリー「天国編は特に難しかったぁ」
青ちゃん「神様チェックがはいったからー。ママありがとー」
カズヤ「そんな、汗と涙の詰まったママのブログです。」
青ちゃん「僕やみんなのパワーも入っているよ」
マリー「青ちゃん、みんなありがとう。頑張るよ」
カズヤ「妖精水。だいぶ減っているみたいです。まだ、妖精さんやパワーアニマルが飲んでなかったり、おかわりする場合もポチッとお願いします。」
みんな「引き続き、ポチっとよろしくお願いしまーす」
タイムくん「次はボクの話だよ。みてねー」
🐿🍄✨✨おしまい🐿🍄✨✨