うまれる前のキオク -17-
カズヤはおしゃべりをするようになった頃から、不思議な話をする子でした。胎内にいた頃の記憶を話し、そこに宿る前の記憶を話すことがありました。
ママのことを、生まれる前から知ってた。見ていた。ママのところに生まれたくて、でも順番を待ちきれなくて、生まれるのを待っているベビーの列から飛び出して、ママにつながる滑り台に乗っておりてきたんだ。
そんなことを話してくれたのでした。
🐿🍄✨✨
胎内記憶……色々調べてみると、親のことを生まれる前に見ていた。お空の上で親を決めて、滑り台を降りてきた。というのはよく話すことだそうです。何度も聞くと、知恵がついてきて、両親の反応を見て、喜ぶことを話しているという説もあるようです。カズヤは特に教えたこともないのに胎内の記憶、その前の記憶を話始めました。どれもとても細かい描写を話すので、私は面白がって否定せず聞いていました。
そこは、空の上の上、月や太陽、遠い宇宙超え、更にはるか遠く、とても良いところで、みんなが幸せに住んでいて、欲しいものは何でも手に入り、お世話をする羽のついた人がいたそうです。みんなはただheartのような存在だそうです。
心、魂ってことなのかな。
カズヤはそこでの生活にすぐ飽きてしまうらしく、神様に頼んで何度も生まれてきていたそうです。人はそろそろ生まれても良いよという時期になると、滑り台がある場所に移動し、優しい人が、『降りて良いよ。』とか、『ここに並んでね。』と教えてくれるそうです。
欲しいものは何でも配給され、不自由のない生活。ですが、一応お金の様なものは存在していたと言っています。天国のお金は、どれだけ生まれてきた時に良いことをしたか、天国で良いことやお仕事をしたかということで増えるそうです。信じられない話ですが、カズヤは沢山のお金を天国では持っていたようです。
「まあ、今も天国の銀行にボクのお金あるんだけどね」
と、変なことも時々言います。ほんとですか?
また、そこには神様のような存在、魔法が使える動物や妖精さん天使、も住んでいて、あるところでは、神様がつくった動物や神様に近い存在が住む場所があり神様がみまもっているのだそうです。神様がつくった『愛する存在』が住む場所。
「えー? オリ? オリなんてないよ! ペットショップじゃないんだから、うーん。保育園とかそういうのとも違うんだよねー。ただ神様がつくった子が育つ場所。えー! ママ、牧場じゃないよ。飼っているんじゃないから、難しいかな? 神様がつくった子が自由にいる場所なの」
と言われても、なんとも想像できません。
そして、その子達を引き取って神様の代わりに育てることができるのだそう。カズヤはそこに行き、お金を払ってある子を引き取ってきたのだとか………。また、お金を払う人と払わない人もいるとか、うーん、あまり決まりはないってこと?
カズヤが選んだのは、一見弱そうだったけど、一番お値段が高い子だったそうです。
えー💦 その子と目があって君だと思った! とか、運命的な出会いをしたとか、そんなのじゃないんだ?
とカズヤに言うと、
「だって、一番値段が高いってことは、一番パワーがありそうでしょ」
ですって、
そんな選び方はどうなの? という感じですが、そうして一緒に滑り台を降りてきたのが、見た目は青いリス。高額パワーアニマル。青ちゃんだったのです。
天国で買う以外にも龍やパワーアニマル妖精と出会う方法はあるようなのですが、この話は長くなりそうなので割愛。
そして、記憶の話はまだ続きます。他に何匹かの子もカズヤと一緒にきたんだけど……その出会いはまたお話しますね。
🐿🍄✨✨ここふし雑談部屋🐿🍄✨✨
青ちゃん「カズヤー! ひどーい。ひどーい。値段高いからボクを選んだのー?」
カズヤ「うん。だけど。青ちゃんやっぱりすごいパワーじゃん。ボクの勘当たりだね。青ちゃん、何でもできるし、頼りになるよ。」
青ちゃん「でちょー。ボクすごいの。」
マリー「あ、単純……」
カズヤ「青ちゃんって名前は、青いから青いリスちゃんって呼んでいて、そのまま青ちゃんってなったんだよ。」
マリー「名前もまた簡単に決めたんだね」
カズヤ「わかりやすいでしょ」
青ちゃん「もう、カズヤひどーい。色々雑すぎる!」
マリー「でも、青って素敵な色だよ。ママは青ちゃんすきだよ」
青ちゃん「でちょー。ママ大好きー」
カズヤ「あ、単純………」
………
Tくん「はじめまして、ボクはTくん、今回は出てこなかったけど、カズヤと一緒に降りてきました。お調子者の青ちゃんだけど、なかなか、優秀です。ここふしのみんな共々よろしくね」
Mちゃん「ここふしはスピリチュアルブログに登録してます。ランキングポチっとしてもらえると、妖精水が届きます。」
青ちゃん「妖精水の使い方は、『瓶の妖精水を飲んでもいいよーっ』て、みんなのおうちのパワーアニマルさんや妖精さんに話しかけて、渡しても良いし。自分で飲んでもOKです!」
カズヤ「人間がこれを飲む方法は、目の前にあるものを飲むだけ」
マリー「カズヤ、説明が雑すぎるー。それではママでもできません!」
カズヤ「妖精水の瓶をあけて、飲むイメージをしてみてね! 第三の目をつかえば見えると思います。ママはみえなかったけどね。」
マリー「うーん。この企画怪しい。怪しすぎるよー💦」
青ちゃん「何本かはもう転送されて届いているから問題なーし!」
カズヤ「みなさん、ありがとー」
みんな「では引き続きポチっとよろしくお願いしますー。まったねー」
青ちゃん「ここふしの感想は Twitter #ここふし で待ってまー―す。」
🐿🍄✨✨~おしまい~🐿🍄✨✨