キラキラと光る妖精、向かった先は … -11-
「羽がついてる! 妖精だ! たくさんいるよ」
とカズヤは今までより少し近い場所を指差したのです。
「あれはやっぱりキノコだね。わあ、妖精は羽が光っているね。」
最初にカズヤが、ここから10m程離れた場所を指さしている時、『光っている』と言っていたもの。それは、更に近い場所(たぶんここからそう離れていない場所)でみると、羽が生えたとても小さな人間に見えたというのです。
そして、キラキラと見えたのは妖精の羽で、キノコはぴょんぴょん跳ねていると細かく様子を伝えてきます。
「あ!!! こんな近くにも」
と今度は、家のすぐ脇に植えてある大きな桑の木を指差すカズヤ。相変わらず、何もみえない私。
「やっぱり何もみえないよ💦 カズヤ、ほんとに見えているの?」
「うん! この子は葉っぱの妖精さんかなあ、葉っぱが飛んでる。葉っぱのふりをしているのかな? かわいいね!」
とても可愛いものを見ているように、目が細く垂れさがるカズヤ。顔と声の様子から、愛らしいものをみているように感じられます。
すると、
「え!? あれ? 妖精 ここにも、ここにも、ここにもいる!」
カズヤがまた興奮して、何もない空間を指差したのです。
そこはなんと、我が家の中。
えーと、カズヤくん…。家の中にいると言うのは流石に信じられないよ💦
そう思う気持ちを抑えながら私は、カズヤに聞きました。
「カズヤ……その妖精さん? は家の中で一体なにをしているの?」
「わからないけど、んー。何か言ってるね。」
そして、何もない空間に向かって耳を近づけます。
「ママこの子達、『いそがなきゃ、いそがなきゃ』って言ってる」
またもや衝撃…
「カズヤ、妖精さんの声きこえるの? 」
「ママきこえないの? 」
聞こえないし、全く見えてもいませんよ。
カズヤは何かを指を差し、本当に何かを見ているように、目を動かし、それを見てニコニコしています。こんなこと現実とは到底思えない、でも、カズヤがこんな高度な演技ができるような子ではないことは、一緒に過ごしてきてわかっているつもりでした。しかし、夢か漫画かというような展開に、私はカズヤの言うことを信じることも出来ず、かなり混乱していました。
するとカズヤが言ったのです。
「うわぁーすごい! 妖精さん、窓からドンドン入ってくるよ、すごい行列つくってうちの中に入っていくよ! 」
行列!? 何ですって💦
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