妖精の行列は続くよどこまでも -12-
カズヤは窓枠から壁を指差し、そこから棚の上、キッチンの台を通り過ぎ、本棚、階段と場所を変えながら、何かを追いかけていきます。
みえない蟻の行列をたどっているみたい💦
「カズヤ、行列どこまで続いているの? 妖精さんは、何をしているの? 」
階段から廊下と何かをたどるカズヤに私は聞きました。
「どこにいくんだろう。みんな、ゾロゾロ歩いているよ。この子も、急がなきゃ! って言って歩いてる」
「ねえ。話しかけてみたら? 何で急いでいるのって」
「うん」
カズヤは廊下の棚に顔を近づけました。
「ねえねえ。どこにいくの? 何で急いでいるの?」
しばらくの沈黙の後、
「うん。へー。そうなんだ」
カズヤは何度か頷き、返事をしています。
うわっ💦会話してる。
私は怪しさ満載と思いながらも、ワクワクする気持ちをおさえられません。
「妖精さん、なんていっているの!?」
待ちきれずカズヤに聞きました。
「これからパーティして、花火を打ち上げるんだって、それに間に合わないって急いでいるみたい」
「パーティ!? えっ! 打ち上げ花火!? どこで打ち上げるの? 」
カズヤは、そのまま、『どこで? 花火するのー?』と何もない空間に質問します。そして、
「うん。あーそうなんだ」と言いながら歩き始めたのです。
やはり会話しているように見えるカズヤ。
これが演技だとしたら、アカデ〇ー賞受賞もの。かなり上手だわ。それに、花火って…まさか家の中でやらないよね💦
私が悩む間も、カズヤは『ふーん、へー』といいながら奥の部屋に入っていきます。
「ママ、ここだって。パーティの会場」
カズヤが指さした場所―――
そこは、寝室のクローゼットの中だったのです。
🐿🍄✨✨
?「ねえねえママ、そろそろぼくのコーナーつくるって話だったでしょ?」
カズヤ「ぼくも! ぼくのコーナーも」
マリー「まだ、寝室のクローゼットにって話かいてるのに、急に出てきたら読んでる人びっくりしちゃうでしょ?」
?&カズヤ「そっかぁ、ざんねんー」
マリー「ではいつものお願いね!」
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??????「おちてねー」
?「わたしも出てくるよー」
~おしまい~
🐿🍄✨✨